特別養護老人ホームで穏やかな音楽の時間

特別養護老人ホームで、集団音楽療法を行いました。

今回は約30名の皆さまにご参加いただきました。

音楽がお好きな方が多く、どの活動にも一生懸命に取り組んでくださり、終始穏やかで温かな雰囲気の中でセッションを行うことができました。

はじめに、お指の体操やお口の体操「パタカラ」を行い、その後は、すず・マラカス・鳴子などの楽器を使った活動、スカーフを使った身体活動など、音楽に合わせてさまざまな動きを楽しみました。

季節の歌では、オーシャンドラムをお一人ずつ手に取っていただきながら、「海」を歌いました。

実は、「海」というタイトルの唱歌には、よく知られているものが2曲あります。

ひとつは、「うみはひろいな おおきいな~♪」で始まる「海」。1941年に発表された文部省唱歌で、子どもから高齢者まで幅広い世代に親しまれている曲です。

もうひとつは、「松原とおく き~ゆ~るところ~♪」で始まる「海」。こちらは1913年に発表された唱歌です。

どちらの「海」も、遥か彼方まで悠々と広がる青い海の情景を思い浮かべさせてくれます。

そして面白いことに、どちらの「海」も3拍子です。

「ゆらゆら」と寄せては返す波の動きが、3拍子のゆったりとしたリズムにも重なって感じられます。

参加された皆さまは、どちらの「海」もよくご存じの方が多く、美しい歌声を会場に響かせてくださいました。

そして、オーシャンドラムを傾けると聞こえてくる「ザァーッ」という音は、まるで本物の波の音。

皆さまがそれぞれのペースでオーシャンドラムを奏でることで、歌声と波の音が重なり、会場に穏やかな「海」が広がっていくようでした。

一人ひとりが無理なく参加しながら、みんなでひとつの音楽をつくる――。

そんな穏やかで心地よい音楽の時間となりました。

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