遷延性意識障害の音楽運動療法

脳損傷による遷延性意識障がい者と家族会わかばの会員さま宅で音楽会がありました。
出産時の医療事故で遷延性意識障害となった対象者の奥様。
ご主人が35年間、最善の方法を選択されながら献身的に介護され、現在に続いています。
音楽会の前半はプロの演奏家によるフルートミニ演奏会。
そして後半は、音楽運動療法を実施。
トランポリン上で、ご主人が奥様を後ろから支え、音楽に合わせて上下運動をして刺激を入れます。
対象者の奥様は、音楽運動療法を始められてから、首の座りが格段によくなられたとのこと。
音楽運動療法は、野田燎先生他が研究発表(1999年~)されたもので、現在は各地の病院で実施されています。
そしてこの療法は、脳障害患者の脳機能全般の賦活リハビリに効果があることが確認され、論文で発表されています。
平衡覚や前庭覚、動眼神経を活性させるため、姿勢制御のための運動覚中枢を覚醒し、
さらに対象者の動きに合わせて生の音楽を同調させて演奏するため、外界への意識集中とともに、
その刺激を記憶しておこうとします。上下運動と生の音楽との同調、これがよいのですね。
今回は奥様が大好きな中森明菜の「ミ・アモーレ」からスタート。
キーボードに合わせてトランポリンで上下運動です。
2曲目からは、ご家族と参加者の皆さんが歌ったり、リズムに合わせてマラカスをならしたり、
メロディに合わせて音積み木をならしたり♪
全員で音楽を作りあげました。
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